スロベニア新時代の象徴
スロベニアが独立して自由主義陣営に加わったのが1991年、それまで旧態依然とした音楽を強いられていた国内ではいろいろな音楽を自由に演奏できるようになり、女性だけの音楽グループも活動できるようになり、そこで登場したVesele Štajerkeはまさにスロベニアの新時代を表す存在だったのです。Vesele Štajerkeの音楽はスロベニアや周辺国の民族音楽とも言えるポルカがベースとなっているオリジナル曲です。
ところで、グループ名のŠtajerkeに「シュタイエルカ」カナを振っていますが、恐縮ながら確信がありません。スロベニアの北東地方のŠtajerskaは「シュタイエルスカ」と言うようですが、グループ名のŠtajerkeには「r」の後に「s」がないので、とりあえず「シュタイエルカ」としています。
ちなみに、デビュー曲のメンバーはLOTI、MARJANA、MOJCAの3人で曲名は「We Are Three VeselaŠtajerska(私たちは三人の楽しいシュタイエルスカ(地方人)」なので、sが抜けた「Vesele Štajerke」はどんな意味になるのでしょうか。
バンド名 | Vesele Štajerke(ベッセレ・シュタイエルカ) |
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結 成 | 1994年 |
メンバー |
LOTI(ロティー) MARJANA(マージャン) MOJCA(モジャ) VIDA(ビーダ) ※出産などによるメンバーの交代や休業あり |
デビュー曲 | We Are Three VeselaŠtajerska |
Ljubček moj, srček moj (親愛なる私の恋人)
メンバーが若い!20年前1998年のTV出演より「Vrtimo planet – Luna ve – Tota pesmica」
調べてみると、Vrtimo(回る) planet(地球) – Luna(月) ve(知っている) – Tota(トタ) pesmica(歌)、困りました‥「トタ」が分かりません。地球を回る月さえも知っている「トタ」の歌‥‥全然違うだろうなぁ‥正直で純朴な国民性が魅力
Vesele Štajerkeを始めとしてスロベニアの音楽グループがYouTubeにUPしているプロモーションビデオに共通の特徴は、「気の強い肉食系女性と、ちょいと間が抜けていながら誘惑に弱い男性」による「ガール・ミーツ・ボーイ」。スロベニアのTV番組も日本の1970代を彷彿とさせるのどかな雰囲気に癒されるものが多いのが魅力です。
SREČA SE VRNE 「ビバ夜這い!」ではなく、「ラッキー 彼は(戻って)来た!」
LAHKO NOČ VETER MOJ CAN「風が私の人生に」
Za vsak slučaj (ちょうどの場合)?
POMLADANSKI VETER (Googleで翻訳すると「ポンラダンスキー獣医」になるが、スロベニアは酪農もさかんだけれど‥)「春の風」だと思う、たぶん‥間違いない
HANZI 「ハンズィー」(意味が分かりません、日本でいう「与作」でしょうか?)
♪ハンズィーは畑で手を振るヘイヘイホ~‥‥Če verjameš ali ne 貴方が信じてくれるのか
Smrklja たぶん「スマイル」
Ujela sem šopek (私は花束をキャッチした)
※スロベニア共和国の「スロベニア」は「スロヴェニア」とも記され、日本国外務省のサイトではスロベニアと記されてますが、駐日スロヴェニア共和国大使館のサイトではスロヴェニアと記されています。